【怖…】ケトジェニックダイエットを無理に続けると偽インフルエンザ症状が出る

ダイエット

糖質カットで代表的なケトジェニックダイエットですが、無理して続けると疲労、吐き気、頭痛といったインフルエンザ様症状が出ることが、海外の記事になりました。
ケトジェニックダイエットといえばダイエット効果&免疫力が上がると話題だったのに、真逆の意見を主張になりますよね。
これはいったいどういう理由なのでしょうか。さっしょく海外記事の真相をみていきましょう。

そもそもケトジェニックダイエットとは?

記事を読み進める前に、ケトジェニックダイエットとはそもそも何なのか知らないという人向けに少し解説しておきましょう。

ケトジェニックダイエットは、食事療法の一つで、炭水化物の摂取を極端に減らす方法のことです。
普通は体内では活動エネルギーとして炭水化物(糖質)が使われますが、これを極端に減らすことで今度は体がエネルギー生成のために他の物質(脂肪など)を使うようになります。その過程で“ケトン”という物質が生成されます。
ケトンが体内で生成されるレベルまで糖質の摂取を制限することを「ケトジェニックダイエット」と呼び、そのような食事のことをケトン食って呼ばれます。
ケトン食では1日の炭水化物を20g以下に抑えなければいけないんですよ。
うどんやラーメンなんて1食で炭水化物が50~80gですから、ケトン食のように20g以下に抑えるというのは本当に厳しいルールです。

Fiber Chicken Broth(ファイバーチキンブロス)

ケトン食を続けるとケトンインフルエンザになる??

さて、海外で思わぬ記事が出てきました。
ポーツマス大学で応用運動科学を研究しているアンドリュースコット氏が書いた記事です。

ケトジェニックダイエット:開始後に疲労、吐き気、頭痛を経験する人がいる理由
https://theconversation.com/keto-diet-heres-why-some-people-experience-fatigue-nausea-headaches-after-starting-it-135911

この記事によると、多くの人がケトン食に変えた後に「ケトインフルエンザ」と呼ばれる副作用が出たと報告が上がっているとのことです。
ケトンインフルエンザとは、インフルエンザのように、悪心、便秘、頭痛、疲労、砂糖の渇望などの症状のことです。(※砂糖の渇望は別)

スコット氏によれば、これらの副作用は、ケトン食療法における炭水化物の離脱症状で説明がつくとのことです。

【怖…】ケトン食による炭水化物離脱症状(ケトンインフルエンザ)とは

炭水化物が不足すると脂肪が分解されていくので一時的にはダイエット効果を発揮できますが、いきなり炭水化物を断つことで離脱症状を起こしてしまいます。
頭痛や吐き気、便秘、疲労など様々な症状が表れるようになるのです。

たとえば、脳の大切なエネルギー源は炭水化物のため、不足すると脳の機能が低下しひどい頭痛を引き起こします。
また、炭水化物を極端に減らすと脳のセロトニンが増加するので、このセロトニンの増加によって運動の有無を問わず常に身体に疲労感が出るようになってしまうのです。

また、ケトン食では炭水化物のかわりにタンパク質や脂質を摂取します。脂質やタンパク質は非常に消化に時間がかかり、胃腸への負担が増してしまうめ、吐き気などの胃腸障害も引き起こしてしまいます。

ケトン食で脂肪が分解されるのは良いことですが、体にとってはかなりストレスがかかっているんですね。

ゆる~いケトジェニックダイエットがおすすめ

アンドリュースコット氏は記事の最後で、こんなことを言っています。
「肉や魚、果物、野菜を含むバランスの取れた食事をとり、既製品や加工食品を避けることは、依然として体重管理や減量に効果的です。」

Fiber Chicken Broth(ファイバーチキンブロス)

炭水化物を食べ過ぎないことを意識して上手にダイエットをしていくと良さそうですね。
おそらくほとんどの人は、ケトジェニックダイエットをしてもこの炭水化物離脱症状の最中に欲望に負けてご飯や麺を食べてしまうのでは…笑。
しかしそんな中、根性のある人が無理して続行をすると、危険が伴うということですね。
ケトン食ダイエットは、本来はてんかんなどの一部の病状の管理に食事療法としては推奨されることがありますが、ダイエット目的としてはちょっとリスクが高いです。

夕食だけケトン食を意識するといった、ゆる~いケトン式ダイエットがいいんじゃないでしょうか。

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